・2016年、ブログ「保育園落ちた日本死ね!!!」が「炎上ワード」となり、国会でも議論されるほど注目を集めました。
・あれから3年たち、巨額の税金が使われているとして批判された東京五輪の準備は着々と進み、参院選ではポピュリズムと呼ばれる政党が躍進しました。
・私たちの社会が本気で変わろうとしない限り、この匿名ブログの言葉は予言としての役割を果たし、ネット空間で警告音のごとく響き続けるでしょう。

 

2016年(平成28年)、ブログ「保育園落ちた日本死ね!!!」が「炎上ワード」となり、国会でも議論されるほど注目を集めた。それから3年。巨額の税金が使われているとして批判された東京五輪の準備は着々と進み、参院選ではポピュリズムと呼ばれる政党が躍進した。

2016年にブログ「保育園落ちた日本死ね」が炎上ワードとなり、国会でも議論されるほど注目を集めました。五輪開催に巨額の税金を流し込んでいながら、国民が切実に必要としている保育園を一つでも作ろうとしない、そのための保育士の処遇改善に力を入れようとしない、日本という国の異常さを告発したのです。
個の問題が、社会問題にまでなったいい例です。
その後の3年間で、変わったのでしょうか。ブログに書かれた翌年の2017年が2万6081人の待機児童の数だったものが、2019年には1万6772人になっていますが、出生数の減少を考えると現実改善できている数字とは思えません。
政治家の国民の生活を無視した政策が、台風15号の災害対策にも表れていると思います。
国民の小さな声が、SNSですぐに大きな声に変わっていくことを政治家は「日本死ね」で勉強しなかったのでしょうか。
そのしっぺ返しは、必ず起きると思います。
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